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老後は野外で放浪生活を夢見る仲良し夫婦の野外生活記録(?!)を、大好きな写真で綴っています。 滋賀県(琵琶湖)周辺のキャンプ場レポ、サバイバルキャンプ体験、トレッキング、中華鍋で作るアウトドアクッキング、愛用のキャンプ用品紹介、野鳥の写真や裏話(?)、自家製露天風呂完成への道等等、毎日書きまくり!
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2007/11/11 (日)
小女郎ケ池4〜トレッキングキャンプ用品』 の続きです。



朝食兼昼食の煮込みラーメンを食べ終わった頃には、天日干ししていたトレッキングキャンプ用品もほぼ乾き、爽やかな状態で撤収!

でもジーンズは乾きにくいので、まだ濡れています。
私の方は、少々湿っぽいものの、履いてたら乾きそうなので、寝る時用のワシャパンから、このジーンズに履き替えます。

ダーリンのジーンズは・・・、まだかなり濡れています。
バスに乗るだけやし、それにどうせ殆ど乗客おれへんし、、、寝る時用のワシャパンのまま下山(^^;

と、こんな時、速乾性に優れた登山用のパンツだったら・・・、

欲しいものは数あれど、それはまた、ボチボチと(^^;



グズグズしている場合ではありません。
出発予定の正午はとっくに過ぎています!

小女郎ヶ池

魔山 蓬莱山』を背に、13:14 小女郎ヶ池出発!

帰りは、サカ谷道を経て葛川坂下町へ抜け、坂下のバス停を15:55発の江若バスに乗車、堅田駅まで行く予定。

登山地図によると小女郎ヶ池→坂下町登山道出口の標準コースタイムは、1時間50分。

小女郎ヶ池

(私の)荷物は軽くなっているし、下りだし、バスの時間まで2時間40分あれば、まず間に合うでしょう(^^;(と、この時はのんびり構えていました)


小女郎ヶ池

かわいいお花や、

小女郎ヶ池

色付きはじめた葉っぱ、

小女郎ヶ池

竜が横たわっているみたいな巨大な倒木等等、パシャパシャしながらのんびり下山。

なんといっても、比良山系を歩いて、こんなにいいお天気って、私たちには珍しかったもので、気持ちいいな~って、何度も言いながらの浮かれ歩きだったんです(^^;



  

小女郎ヶ池周辺のジュクジュクした湿地(前日の雨のせいかもしれません)を抜け、尾根沿いに下って行きます。



坂下町への道は、道幅は狭いものの、歩きやすい山道で、



リズム良く足が運びます。
時間の余裕がかなりあった上に、軽快に歩けていたので、いい気になっていたのでしょう。。。

少し余裕があると、寄り道ばかり。


小女郎ケ池

『こんなところだったらテント張れそうやんなぁ』
『いや、でも、ヤマビルもいそうやで』
『そやな、やっぱいるかなー』

などと話しながら軽快に歩いていたのですが・・・
気が付くと・・・、

あれ?んーー?
道がありません、、、、

どうやら道を外してしまったようです(^^;
地図とコンパスを確認、今来たまんまに、最後に見たリボンまで戻ります。

今歩いた場所を逆方向に歩き、、、
見る方角が変わると、さっきは見えなかった道が見えて来るから不思議です。

今までだったら迷っていることにも気付かず、まだまだ進んでいたところが、ほんの数十メートルで迷っている事に気付くようになったのは、、、、ちょびっと進歩したってことでしょうか(^^;

と、シミジミしている場合ではありません。
そんなこんなで、後半オセオセで、アセアセ(^^;

まぁ、必死こいて歩いていたわけでもなく、、、
周りの景色に目の保養をしてもらいながら、ちょびっと早歩き。



遭難の大きな理由の内の一つであるらしい『道迷い』ですが、このところそれに陥る過程が少し明らかになってきたような気がします。

このときもそうだったように、例えば道に大きな倒木などがあった場合(比良山系ではこれが多いような気がします)、それをほんの数メートル、迂回して歩くと、それだけで道が見えなくなってしまったりするんですよ。

障害物を迂回して、道を見定める位置が微妙に変わっていることを意識せずにそのまま進んでしまい、気が付いたら道が見えなくなっている、、、、当然テープやリボンもない、、、、

ってなことになるような気がします。

肝心なのは、できるだけ間違いなく本来の道に戻れるよう、早めに気が付くこと。
気付かずに距離を進んでしまうと、道を外した地点に戻ることも難しく、自分がどこにいるのかを地形図を読んで判断、それに基づいて『道はこっちのはず』と、相当なロスタイムになってしまいます。

道を外した地点に戻れた途端、『あぁ、なんや、こっちに踏み跡ついてるやん。何でさっきは気がつかへんかったんや?』ってことは多いです。


小女郎ヶ池

綺麗に植林、枝打ちされた杉林。
真っ直ぐ空に向かって伸びる杉たちに、なんというか、背筋が伸びる思いがします。

小女郎ヶ池

木漏れ日を仰ぎながら、気持ちのいい植林地を越えると、あと一息。
かなり急な下りですが、がんばりましょう。
下りなので膝がちょっとガタガタするくらいで、なんとかがんばれます(^^;

小女郎ケ池

突然、案内板登場!
道迷いがあってから、リボンや看板に会うたび、ホッ。。

余裕をかましての寄り道と、プチ迷子により、バスの時間まであと少し、、、
間に合うのでしょうか(T_T)



ブーーーーッ。
ターイムアーップ!

この川に出たところでバスの時間が来てしまいました・・・

あとは、途中(という地名です)まで歩いて、途中から堅田駅行きのバスに乗るしかありません。(と、この時はそう思い込んでいましたが、途中へ行く京都バスがこの後17時台にあったことが判明)

小女郎ヶ池

バスはもう出てしまったのですから、こうなったらゆっくりしましょう。


小女郎ケ池

手や顔を洗って、さっぱり気持ちよくなって
ビスケットを食べながらお水休憩。
後半焦り出してからあまり休まずここまで来たので、ゆっくり休憩。


小女郎ケ池

川を越えると間もなく坂下バス停と書かれた看板。

小女郎ヶ池

看板を越えるとすぐ車道が見えました。
ほんとにもう10分位のところでタイムアップだったようです(T_T)

小女郎ヶ池

ここが坂下町の登山道入口付近。
出るのは簡単(あたりまえ)ですが、入ろうとすると、入口はかなりわかりにくそうです。
しかも、入口に案内板ないし・・・

写真のガードレールのついた橋を渡ってすぐ左の、これって道か(?)っていう草の中を入って行きます(^^;
右手に伸びた道らしい道は登山道入口ではありません。




この橋へは、R367を大津方面から北上すると、坂下トンネルに入る直前、坂下の集落に向う道に入り、集落に入る手前、右手にまた分かれ道があり、そこに入ると元駐在所か何かの廃墟と、防空壕?のような穴ぼこがあります。

その少し先が橋です。

と、こんなところでしょうか。

しかし、坂下から小女郎峠に向かうには、坂下から入ってすぐからの登りが、難路でも危険でもないですけど、かなり急なのでしんどいと思います。


と・・・・・えばって書いてますが、、、、まだ終わりではありません。

山からは無事出てきた私たちに、思いも寄らぬ、予想だにしていなかった出来事が起きたのです。

もう少し、お付き合いください(T_T)

そうなんですぅ・・・
私たち、この後国道に出てから、道迷い(っていうか道間違い)をしてしまったのでした(^^;ぅう。



乗る予定だったバスに遅れたものの、暗くなっても、国道ですからもう心配は要りません。(と、思ってました)

途中(地名)まで歩きましょう(T_T)
そして、途中から堅田駅行きのバスに乗って帰りましょう。

まだ明るいですし、十分歩けそうな気がしました。
なんといっても、ダーリンと二人ですから(^^*
少々足取りは重いですが。。。ダーリンのザックはもっと重いのです(^^;

時々心配して振り返るダーリン。
その時だけは、運動会の行進のように、両手を振って、高く足を上げて元気一杯に歩きます。(元気一杯逆向きに歩いているとは、、、、)


坂下の集落から国道に出た私たちは、何故だか、ほんっとに何故だか『(左右の)どっちに進むべきか』なんてことは全く考えずに、そのままスーッと、逆方向の坂下トンネルに入っていってしまったのでした。

歩くこと2時間、いつまでたっても花折トンネルがやってこないので、いったいあとどれくらい歩けば花折れなんやろ?と言いつつ、、、、、

しかし、紛うことのない、幾度となく見ている橋が目の前に現れ、そしてそこにある道案内の標識に目をやると・・・葛川森林キャンプ場・・・

顔を見合わせる二人。

逆?
やんなぁ?

2時間歩いてやっと気付くなんて(^^;

いっつも車で走ってる道のはずなのに、、、、車で走ればほんの10分程の距離、歩くとなると気がつかないものなのかな、、、、。

そりゃそうですよね、車で10分程の距離、坂下の集落への道はトンネルの向こうなのかこっちなのか、幾度となく目にした建物が、坂下より北なのか南なのか、、、、そんなことわかりませんよねぇ、、、(と、言い訳?)。

しかもっ!
後日わかったのですが、この日この時刻、梅ノ木から帰ってくる途中のnorinoriさんがシュイーっと機嫌よくすれ違って行ったらしいとのことっ

norinoriさんっ!
ちょっとひどいんじゃありませんっ!?


そして私たちは、2時間逆方向へ歩いていたことがわかると、『もう、歩かれへん』くなり、タクシー会社へTEL。


小女郎ヶ池

救出(?)を待つ間、近くの酒屋でビールとチュウハイを調達、道端に座り込みました(^^;



堅田の駅から30分かけてようやくやってきてくれたタクシーの運転手さんも山好きの方だったようで、遭難の貴重なお話など聞かせていただけたのはラッキーでしたが・・・

タクシーの中で坂下から逆に歩いてしまった話をすると、運転手さんは『(安曇)川の流れる方向、見ました?』と。

あ゜〜〜〜〜〜。

『山から道に迷わず出てきた人が、なんでそこで間違えるんや』と運転手さん。


昔、幾度となく聞いたような『家に帰るまでが遠足』という言葉。
そう、『家に帰るまでが登山』です。

国道に出たからといって、油断してはなりません。
決して、なりません。


なんとも高くついた山行きでした(^^;

葛川坊村→堅田、タクシー代6,230円也。
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この記事へのコメント
結構ドキドキさせられました。
無事に帰宅が出来て、なによりです\(^O^)/

それよりも速乾のパンツを早めに買って下さい。
道さえ迷わなかったら・・・(爆)
ビビアン 2007/11/12(月)14:52:56
どうもー!出張とキャンプから昨日夜、帰って来ましてそのまま爆睡。
本日復活です♪(^-^)ノ

ほんとお疲れ様でした〜!
あの日。こんな大変な事になってたんですね。。w(°o°)w あたー。。
ここで助け舟出せたらスーパーヒーロー
だったかもですが全く気づいてない私。
あらら〜
norinori URL 2007/11/13(火)00:14:51
ビビアン師匠へ

トレッキングをはじめてからは、無事に帰宅できた事を喜び合うのが恒例になりました(^^;

速乾のパンツ・・・ワンステップ目としてジャージを購入しました(^^;
速乾性もありますし、少々ファッション的に難アリ(?)かもしれませんが、、、


norinoriさんへ

スーパーヒーローの出番は、今後も限りなくありそうな気がしますので、、、(^^;
その時はどうかひとつ、よろしくお願いします(^^;

県外遠征、みさき公園の次が気になってるんですけどぉ(笑)
あぁ、その前に、みさき公園もいってみたいです(^^;
k URL 2007/11/16(金)05:21:50
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滋賀でのアウトドア生活にハマッテ、滋賀県に引っ越してきて2年目、老後は『野外で放浪生活』を夢見る仲良し夫婦です(^^*
このごろはトレッキングにハマリ中


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