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老後は野外で放浪生活を夢見る仲良し夫婦の野外生活記録(?!)を、大好きな写真で綴っています。 滋賀県(琵琶湖)周辺のキャンプ場レポ、サバイバルキャンプ体験、トレッキング、中華鍋で作るアウトドアクッキング、愛用のキャンプ用品紹介、野鳥の写真や裏話(?)、自家製露天風呂完成への道等等、毎日書きまくり!
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2007/11/16 (金)
今週も行ってきました、トレッキングキャンプ。

<コース>
ガリバー青少年旅行村 → 八淵の滝(野営) → 八雲ヶ原 → 広谷 → ガリバー青少年旅行村


来年の日本アルプス遠征に向けてのトレーニングとして、今回は『鎖』『梯子』の練習をしようと、無謀にも比良山系トレッキングでも難所のひとつとされている『八淵の滝→武奈ヶ岳』にチャレンジしてきたのですが・・・・

八淵の滝

写真は、70Lザックを背負いながら、貴船の滝へと降りるダーリン。


めちゃくちゃかった!

ほんまにもう、、、ちびりそうなくらい、怖かったですっ(>_<)。



上級者向けコースは避けて普通コースに行ったはずなのになんでやの?

あー、危険とされている上級者向け滝コースは鎖の不具合が見つかったとかで通行禁止になっていましたので『八淵の滝上級者コース』を計画していらっしゃる方は、ご注意下され!


いつものことながら、出発は遅く、お昼も随分過ぎてから。
登山口のガリバー旅行村より入山。

この日は翌朝すぐにとっつけるように、なるべく八雲ヶ原近くまで行きたかっただけなので、野営場所は八淵の滝の真ん中辺り?『屏風ヶ淵』の手前。

少々斜めではありましたが行き当たりバッタリ(?)のサバイバル野営にしては、水も豊富でええとこでした(^^




今回のトレッキングキャンプ・・・、一言で言うなら、
無事に帰って来れたのがラッキーって感じです。。。

詳細は、後ほど
(ってか、トレッキング記事が2個溜まっているので、その次ですが、、、)





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※以下、長編となった『八淵滝』の全記事へのリンクです(^^;

1.八淵の滝(序章)
2.八淵の滝1~お散歩コース
3.八淵の滝2 ~テントは張れるの?~
4.八淵の滝3~ミルク鍋ってどうよ?!
5.八淵の滝4~屏風が淵と貴船の滝、遭難の碑
6.八淵の滝5~七編返しの滝
7.八淵の滝6~八雲ヶ原への道
8.八淵の滝7~八雲ヶ原キャンプ場(跡)
9.八淵の滝8~望武小屋-下山
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2007/11/11 (日)
小女郎ケ池4〜トレッキングキャンプ用品』 の続きです。



朝食兼昼食の煮込みラーメンを食べ終わった頃には、天日干ししていたトレッキングキャンプ用品もほぼ乾き、爽やかな状態で撤収!

でもジーンズは乾きにくいので、まだ濡れています。
私の方は、少々湿っぽいものの、履いてたら乾きそうなので、寝る時用のワシャパンから、このジーンズに履き替えます。

ダーリンのジーンズは・・・、まだかなり濡れています。
バスに乗るだけやし、それにどうせ殆ど乗客おれへんし、、、寝る時用のワシャパンのまま下山(^^;

と、こんな時、速乾性に優れた登山用のパンツだったら・・・、

欲しいものは数あれど、それはまた、ボチボチと(^^;



グズグズしている場合ではありません。
出発予定の正午はとっくに過ぎています!

小女郎ヶ池

魔山 蓬莱山』を背に、13:14 小女郎ヶ池出発!

帰りは、サカ谷道を経て葛川坂下町へ抜け、坂下のバス停を15:55発の江若バスに乗車、堅田駅まで行く予定。

登山地図によると小女郎ヶ池→坂下町登山道出口の標準コースタイムは、1時間50分。

小女郎ヶ池

(私の)荷物は軽くなっているし、下りだし、バスの時間まで2時間40分あれば、まず間に合うでしょう(^^;(と、この時はのんびり構えていました)


小女郎ヶ池

かわいいお花や、

小女郎ヶ池

色付きはじめた葉っぱ、

小女郎ヶ池

竜が横たわっているみたいな巨大な倒木等等、パシャパシャしながらのんびり下山。

なんといっても、比良山系を歩いて、こんなにいいお天気って、私たちには珍しかったもので、気持ちいいな~って、何度も言いながらの浮かれ歩きだったんです(^^;



  

小女郎ヶ池周辺のジュクジュクした湿地(前日の雨のせいかもしれません)を抜け、尾根沿いに下って行きます。



坂下町への道は、道幅は狭いものの、歩きやすい山道で、



リズム良く足が運びます。
時間の余裕がかなりあった上に、軽快に歩けていたので、いい気になっていたのでしょう。。。

少し余裕があると、寄り道ばかり。


小女郎ケ池

『こんなところだったらテント張れそうやんなぁ』
『いや、でも、ヤマビルもいそうやで』
『そやな、やっぱいるかなー』

などと話しながら軽快に歩いていたのですが・・・
気が付くと・・・、

あれ?んーー?
道がありません、、、、

どうやら道を外してしまったようです(^^;
地図とコンパスを確認、今来たまんまに、最後に見たリボンまで戻ります。

今歩いた場所を逆方向に歩き、、、
見る方角が変わると、さっきは見えなかった道が見えて来るから不思議です。

今までだったら迷っていることにも気付かず、まだまだ進んでいたところが、ほんの数十メートルで迷っている事に気付くようになったのは、、、、ちょびっと進歩したってことでしょうか(^^;

と、シミジミしている場合ではありません。
そんなこんなで、後半オセオセで、アセアセ(^^;

まぁ、必死こいて歩いていたわけでもなく、、、
周りの景色に目の保養をしてもらいながら、ちょびっと早歩き。



遭難の大きな理由の内の一つであるらしい『道迷い』ですが、このところそれに陥る過程が少し明らかになってきたような気がします。

このときもそうだったように、例えば道に大きな倒木などがあった場合(比良山系ではこれが多いような気がします)、それをほんの数メートル、迂回して歩くと、それだけで道が見えなくなってしまったりするんですよ。

障害物を迂回して、道を見定める位置が微妙に変わっていることを意識せずにそのまま進んでしまい、気が付いたら道が見えなくなっている、、、、当然テープやリボンもない、、、、

ってなことになるような気がします。

肝心なのは、できるだけ間違いなく本来の道に戻れるよう、早めに気が付くこと。
気付かずに距離を進んでしまうと、道を外した地点に戻ることも難しく、自分がどこにいるのかを地形図を読んで判断、それに基づいて『道はこっちのはず』と、相当なロスタイムになってしまいます。

道を外した地点に戻れた途端、『あぁ、なんや、こっちに踏み跡ついてるやん。何でさっきは気がつかへんかったんや?』ってことは多いです。


小女郎ヶ池

綺麗に植林、枝打ちされた杉林。
真っ直ぐ空に向かって伸びる杉たちに、なんというか、背筋が伸びる思いがします。

小女郎ヶ池

木漏れ日を仰ぎながら、気持ちのいい植林地を越えると、あと一息。
かなり急な下りですが、がんばりましょう。
下りなので膝がちょっとガタガタするくらいで、なんとかがんばれます(^^;

小女郎ケ池

突然、案内板登場!
道迷いがあってから、リボンや看板に会うたび、ホッ。。

余裕をかましての寄り道と、プチ迷子により、バスの時間まであと少し、、、
間に合うのでしょうか(T_T)



ブーーーーッ。
ターイムアーップ!

この川に出たところでバスの時間が来てしまいました・・・

あとは、途中(という地名です)まで歩いて、途中から堅田駅行きのバスに乗るしかありません。(と、この時はそう思い込んでいましたが、途中へ行く京都バスがこの後17時台にあったことが判明)

小女郎ヶ池

バスはもう出てしまったのですから、こうなったらゆっくりしましょう。


小女郎ケ池

手や顔を洗って、さっぱり気持ちよくなって
ビスケットを食べながらお水休憩。
後半焦り出してからあまり休まずここまで来たので、ゆっくり休憩。


小女郎ケ池

川を越えると間もなく坂下バス停と書かれた看板。

小女郎ヶ池

看板を越えるとすぐ車道が見えました。
ほんとにもう10分位のところでタイムアップだったようです(T_T)

小女郎ヶ池

ここが坂下町の登山道入口付近。
出るのは簡単(あたりまえ)ですが、入ろうとすると、入口はかなりわかりにくそうです。
しかも、入口に案内板ないし・・・

写真のガードレールのついた橋を渡ってすぐ左の、これって道か(?)っていう草の中を入って行きます(^^;
右手に伸びた道らしい道は登山道入口ではありません。




この橋へは、R367を大津方面から北上すると、坂下トンネルに入る直前、坂下の集落に向う道に入り、集落に入る手前、右手にまた分かれ道があり、そこに入ると元駐在所か何かの廃墟と、防空壕?のような穴ぼこがあります。

その少し先が橋です。

と、こんなところでしょうか。

しかし、坂下から小女郎峠に向かうには、坂下から入ってすぐからの登りが、難路でも危険でもないですけど、かなり急なのでしんどいと思います。


と・・・・・えばって書いてますが、、、、まだ終わりではありません。

山からは無事出てきた私たちに、思いも寄らぬ、予想だにしていなかった出来事が起きたのです。

もう少し、お付き合いください(T_T)

そうなんですぅ・・・
私たち、この後国道に出てから、道迷い(っていうか道間違い)をしてしまったのでした(^^;ぅう。



乗る予定だったバスに遅れたものの、暗くなっても、国道ですからもう心配は要りません。(と、思ってました)

途中(地名)まで歩きましょう(T_T)
そして、途中から堅田駅行きのバスに乗って帰りましょう。

まだ明るいですし、十分歩けそうな気がしました。
なんといっても、ダーリンと二人ですから(^^*
少々足取りは重いですが。。。ダーリンのザックはもっと重いのです(^^;

時々心配して振り返るダーリン。
その時だけは、運動会の行進のように、両手を振って、高く足を上げて元気一杯に歩きます。(元気一杯逆向きに歩いているとは、、、、)


坂下の集落から国道に出た私たちは、何故だか、ほんっとに何故だか『(左右の)どっちに進むべきか』なんてことは全く考えずに、そのままスーッと、逆方向の坂下トンネルに入っていってしまったのでした。

歩くこと2時間、いつまでたっても花折トンネルがやってこないので、いったいあとどれくらい歩けば花折れなんやろ?と言いつつ、、、、、

しかし、紛うことのない、幾度となく見ている橋が目の前に現れ、そしてそこにある道案内の標識に目をやると・・・葛川森林キャンプ場・・・

顔を見合わせる二人。

逆?
やんなぁ?

2時間歩いてやっと気付くなんて(^^;

いっつも車で走ってる道のはずなのに、、、、車で走ればほんの10分程の距離、歩くとなると気がつかないものなのかな、、、、。

そりゃそうですよね、車で10分程の距離、坂下の集落への道はトンネルの向こうなのかこっちなのか、幾度となく目にした建物が、坂下より北なのか南なのか、、、、そんなことわかりませんよねぇ、、、(と、言い訳?)。

しかもっ!
後日わかったのですが、この日この時刻、梅ノ木から帰ってくる途中のnorinoriさんがシュイーっと機嫌よくすれ違って行ったらしいとのことっ

norinoriさんっ!
ちょっとひどいんじゃありませんっ!?


そして私たちは、2時間逆方向へ歩いていたことがわかると、『もう、歩かれへん』くなり、タクシー会社へTEL。


小女郎ヶ池

救出(?)を待つ間、近くの酒屋でビールとチュウハイを調達、道端に座り込みました(^^;



堅田の駅から30分かけてようやくやってきてくれたタクシーの運転手さんも山好きの方だったようで、遭難の貴重なお話など聞かせていただけたのはラッキーでしたが・・・

タクシーの中で坂下から逆に歩いてしまった話をすると、運転手さんは『(安曇)川の流れる方向、見ました?』と。

あ゜〜〜〜〜〜。

『山から道に迷わず出てきた人が、なんでそこで間違えるんや』と運転手さん。


昔、幾度となく聞いたような『家に帰るまでが遠足』という言葉。
そう、『家に帰るまでが登山』です。

国道に出たからといって、油断してはなりません。
決して、なりません。


なんとも高くついた山行きでした(^^;

葛川坊村→堅田、タクシー代6,230円也。

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2007/11/02 (金)
小女郎ケ池の続きです。。。



12時40分 

小雨ながらも、天気予報を信じて・・・
大津市志賀町栗原の『権現山登山口』から元気一杯登りはじめたふらんぢぁ、



入口の小さな滝の清流や



色付きはじめた木々に目をやりながら



沢沿いの山道をゴイゴイ登ります。



沢カニがいっぱいで、踏んづけそう、、、
カニさん、挟みを高く上げて威嚇してるより、端っこに寄っとく方がええと思うんやけど・・・
威嚇されても怖くないし、、、、、(^^;



案内板です(^^
間違っていないことを確認、権現山へ進みます。



この先は沢から離れるようなので、飲んだ分だけ減った水を、空いたペットボトルに調理用として補充しておきます。
よし、完璧!



ついでに、ちょこっと休憩(^^;



何人の人が見つけるんだろうって感じの小さな案内板が木の根っこに
しかも、字ぃ殆ど消えてるし、、、







お泊りザックを背負っているときは、ヘロヘロ度が高いので、、、、
何度も休憩しながら、コースタイムの2倍かけて登っていきます(^^;



雨が降ったり止んだりなので、ザックカバーを被せました。(初登場!)

ダーリンは『ポンチョを着よう』といいますが、暑くて汗だくになりそうなのでそのまま登ります。

(反省その1)
微妙な雨は雨具をつけるタイミングが難しいですが、四の五の言っていると、いつのまにか服はボチョボチョです。そして冷える冷える。
過ぎるほどに早めの装着を。





栗原の登山口から権現山までは、距離は短いのですが、その分かなりの勾配です。

雨にも負けず・・・

15:05 権現山山頂到着!

晴れていたらテントも張れそうなのですが、一面水溜りで張れそうにありません・・・




写真の案内板の向こうはR367、平からの上り口です。
とても道とは思えませんが、比良山系では大体どこもこんな感じの道です。

権現山山頂泊は諦めて、もうちょっと先へ進みましょう。。。。

かなりぼちょぼちょ、、、水が袖から滴っています。。
着替えは一枚しか持っていません。
服を脱いで絞って、ポンチョを着て出発です。
もうちょっと早くポンチョ着ておけばよかった(T_T)
ちめたいよぉ、さむいよぉ(><)



この後、天候は回復するどころか更に悪化、、、
暴風雨となります。

権現山山頂から少し北に進んだところに、道から東に分岐して、まるで1サイトだけのキャンプ場のような、まさにここでテントを張れとでもいっているような素晴らしいスペースがあります。

通行の邪魔にもならないし、地面は平らだし、稜線からは数メートル下がり、風もあたりません。

ダーリンは『ここにテント張ろう』といいますが、、、、、、

小さな祠があるんです。

怖いです。

(反省その2)サバイバルキャンプでは、ココという場所が見つかったら、即テント張るべし



疲れからか?なんでもない歩きやすい山道で木の根っに躓いて転倒。。。
ペタンとカエルが潰れたみたいな転び方をしました(T_T)

幸い、尖った石も根っこもなくて、全く無傷でしたが・・・、ザックが重くて一人で起き上がれない(><)

15:44 この写真を最後に、ついに写真も撮れなくなりました。。。

この後の足取りは、迷子にこそなりませんでしたが、、、
このあたりの尾根は、所々東側がかなり急な斜面になっていて、西から吹く暴風雨に飛ばされそうで・・・怖くてしゃがみこむ私。。。


ホッケ山山頂、ここも、そこそこの広さのある水平な地面がありますが、この風の中ではテントを広げることすらできません。。。

テントバッグから出した途端に、飛んでいってしまいそうです。

暴風雨の中、仕方なく、先へ進みます。





何千万年、あるいは何億年も前からずっと続けられている雨だとか風だとか、そんななんでもない自然現象の中。

賢明な鳥や、猿やその他の生き物たちはそれぞれ安全な場所に身を潜めて、風が収まるのを待っています。

ポツリと、愚かな二人だけが、取り残されたように何故だか山の中を歩いています。


濡れた服と容赦なく吹き荒ぶ風雨。

寒さと疲労のせいか意識が半ば朦朧としてきている私は、ダーリンに手を引いてもらってようやく先へ進みます。
引かれる手に従っているだけで、自分がどこに向かっているのか、どこにいるのか、、、、、、
もう自分の足元しか意識に入れることができません。


『大丈夫やで。この道、ただまっすぐ歩いていけば、小女郎峠に着くしな。』

そう声をかけてくれるダーリンの手も、権現山の登り、一人で登りきれない急斜で握ったときの温かさはいつのまにかなくなり、冷たく冷たくなっていることに、ふと、気が付いたり、、、、、、、、、、。


手を引いてもらって、ただただ、精一杯に足元だけ見て歩いているうち、小女郎峠着。
しかしやはり強風でテントは無理。。

けれど、小女郎峠についたことで、少し元気が戻ってきました。
少なくとも、この暴風の尾根道をもう歩かないですみます、、、。


と、その時。
数十メートルほど先の笹の茂みの中から、カラスだかなんだか、やや大型の鳥が飛び出しました!

その鳥は、途端にきりもみにされ、どこか視界の遠くに飛ばされていってしまいましたが、、、、
、、、、、。
愚かなのは私たちだけじゃないんだ、、、、、、。

大丈夫だったのかなぁ。


鳥のことを心配している場合ではありません。風が避けられそうな場所を探しながら、小女郎池へ進みます。


『あっ!ちょっと待って!』

すぐ目の前を歩いているダーリンのザックカバーが、ザックとの隙間から吹き込んだ風で煽られて、もぎ取られるようにザックから外れたところ、間一髪で私が後ろから押さえつけましたっ!

ザックカバーから数本出ていた紐は、やはりこういうときにザックのどこかに結び付けておくものなんでしょう。

私のザックカバーも急いでザックに結び付けます。


峠から少しずつ下る池へ向かう道の途中、何かの碑が建てられている場所が何箇所かあり、そこは風当たりが弱そうでした。
池まで行って駄目なら、そこで張ろうとチェックだけしておいて、小女郎ケ池へと進みます。

池のほとりでは、ラッキーな事に、笹と案内板が風除けになってテントが張れそう。

しかも、わりと水平な地面もあり水も溜まっていません!

急ぎテント設営、着替えをすませて、、、


まずは、よ、よ、よかったぁ・・・
いつもなら到着は、ビールで乾杯なのが、、、

この時はあったかぁぁぁいコーヒーで乾杯となりました。
やっと生きた心地がしました


あーーーーーーーーーーーーっ、こわかったぁぁ


(つづく)

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2007/10/31 (水)
序章で、少々お伝えしましたように、今回のトレッキングキャンプは相当な悪天候で苦戦(?)しました。。

行き先は『小女郎ケ池』だったのですが、この行き先、最後まで決めかねていました。


・土曜は一丈野野営場に宿泊、日曜には空荷で、初めて登った山である湖南アルプスを散歩し、どれくらい成長?したかを確認してくる。

権現山ホッケ山小女郎峠(どのあたりでテントが張れるかわからないので、行ってみて決めようということで)等、山頂で野営、街を見下ろし夜景を楽しむ。または、小女郎ケ池で野営し、池の朝靄を楽しむ


前者は、土曜の天気は然程気にしなくてもよく、日曜さえ晴れてくれればいいのですが、後者は土曜~日曜朝の天気が気になるところです。

行きたいのは湖南アルプスより、どちらかというと比良山系なので、土曜が雨なら『一丈野野営場』、止んでいたら『比良野営』と、天気で決める事にしました。

しかし土曜の朝になっても、天気は微妙。
小雨が降ったり止んだり。
天気予報では、雨はお昼には止み、夜には晴れるという。。。

当日キャンプのための買い物を終えるまで迷っていました。

買い物を終えてイズミヤから出た時に、雨が降ってたら『一丈野』、止んでたら『小女郎』にしよう
そう決めてイズミヤから出てきたら、止んでたんですよね。。。。


決めた通り、第一希望宿泊地である『小女郎峠』を目指して出発!

堅田 →(湖西線)→ 和邇 →(タクシー)→ 権現山登山口

和邇駅から登山口までのタクシーは、初乗り¥620の中型で¥2060也。

タクシーを降り、登山者カードを書いていると、小雨が。。。



ポンチョを着るか着まいか微妙な雨で、とりあえず着ないでそのまま登りはじめました。



この先、あんなにお天気が荒れるなんて思いもせず、足どりも軽く、紅葉めいたお山に入ってゆくのでした(T_T)




(つづく)


※ 今回のトレッキングコース ※



クリックすると別ウィンドウで大きな地形図が表示されます。
赤い線が歩いた道です。。


1日目: 栗原12:40 → 権現山15:05 → ホッケ山 → 小女郎峠16:30頃? 
      → 16:45頃?<小女郎ケ池 泊>

2日目: <小女郎ケ池>13:15 → 坂下16:10 (+ 葛川森林キャンプ場前信号)18:25頃?

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2007/10/29 (月)
今回のトレッキングキャンプは小女郎ケ池泊。

天気予報の、嘘つきぃぃぃぃぃ~(号泣)




写真は、風雨激しい中、黙々と歩くあたし。。。
この写真のちょっと前、何でもない山道で、まるで漫画のようにペタンとこけました。
ペタンとこけたら・・・・、今度はザックが重くて起き上がれません(T_T)
帽子、ポンチョの前面の泥はその時のものです・・


土曜の風雨はほんまに怖かったですぅ・・・
飛ばされて滑落するかと思いました、、、、

天気予報は正午から晴れだったんですけど
うそつきいいいいいいいいい

気象庁のあほぉぉ(T_T)びぇええん

詳細は後ほど(T_T)

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2007/10/25 (木)
蛇谷ケ峰より数百メートル手前の天狗の森の朝は、雲が目の前を流れているって感じの朝。。。
いつもの低地(?)キャンプだったら、この天候、間違いなくもう一眠り二眠りしているところですが・・・

まだ『蛇谷ケ峰』山頂へもたどり着いていません(^^;
ボチョボチョのテントですが、もう一泊するわけでもないので、ざくっと水分を拭き取り、撤収!

水を含んでちょっと太ったテントは、テントの袋の中になかなか収まりません。。。。

なんとか押し込み、『濡れ物&濡れてもいいもの』と『乾き物&濡れてはいけないもの』に仕分け、ダーリンと私のザックに其々詰め込みます。
なるべく公平に(^^;
(なるべくですから、、、)

そんなわけで、出発時もテントの写真を撮り忘れ、、、結局『天狗の森』で輝くステイシーの写真はありません(T_T)




霧雨の中、出発!

前日、天狗の森から先で道を外してしまいましたが、引き返してきて天狗の森を逆から見ると本来の道はすぐわかりました。

少々霧が立ち込めていても、蛇谷ケ峰への道、もう迷いません。

 

またしても、よくわからないでっかい建造物(?)の横を通り過ぎます(^^;

説明を読んでも何を反射しているのかよくわかりませんが、、、、
私たちの生活に必要な大切なものを反射しているらしいです。

石などを投げてみたりしては決していけません。

前日もこの建物というか反射板というか、、見えていました。
『あっこに向かっていけばええんちゃうか?』と言っていたのに、こんなでかいものが、なぜかいつの間にか見えなくなったんです。。

謎の反射板(?)を過ぎると笹っ原が暫く続きます。
霧雨が時折小雨になったり止んだり・・・、
もう着くか、もう着くかって思うのですがなかなか着かない。。。




ポンチョを出そうかこのまま歩こうかという微妙な雨の中、天狗の森より約40分。
ついに、蛇谷ケ峰に到着です!(T_T)うるうる。。。。



濃霧で全く視界が利きませんが、、、、『蛇谷ケ峰』山頂で記念撮影(^-^;
ぁあ、重かったぁ~

それにしても『蛇谷ケ峰』ええ感じですよぉ
テントも張りやすそうだし、、、

天狗の森付近での無理やりテントを設営した場所とは、傾斜具合や凸凹が大違いです(^^;

ここならずり落ちないで眠れそう、、、、
今度こそは蛇谷ケ峰山頂で泊りたいな。。。。

暫し、登頂の喜びに浸りながらお茶休憩です。
もうすぐお昼ですが、ランチは『てんくう』で温泉に浸かって疲れを癒した後、山女の里でいただく予定だったので軽くおやつのオレオを一切れづつ(^^
なに、後は下るだけですから、楽勝です。

※この時は『てんくう(グリーンパーク)』が定休日とは夢にも思っていませんでした。。。




さぁ、早く下りて温泉&ランチにしましょう(^^
再び重いザックを背負って出発です!



くどいようですが・・・、
この時は『てんくう(グリーンパーク)』が定休日とは夢にも思っていませんでした。。。
ほんま、私ら、気の毒や。。。(T_T)

  

グリーンパーク側は、整備された山道で、案内板も随所にあります。
迷いようのないわかりやすい道を、温泉目指して歩きます(^^



しかし・・・、迷う心配はないのですが、延々と続く階段に膝がガクガク、、、、

この階段の段差と来たら、相当なもんで・・・、

もちろんわたしの膝よりも高く、これを登れというのならヘリに捕まってよじ登らないと一段上に上がれないようなところもあります。。。(わたしの背が小さいってのもありますけど、、、、)



またしても案内板です。
だんだん、温泉が、岩魚の刺身が、近づいてきます(^^
がんばって歩きますよぉ~



雨は蛇谷ケ峰山頂付近だけで、下りてくると晴れ間も見えています。

てんくうはもうすぐ。
森林浴をしながら、ゆっくり下りていきます。



この辺りの階段は、かなりきつかったなぁ(^^;




先が見えてひと安心。。
長めの休憩をとります(^^;



倒れてるわけではありません、、、休憩です(^^;

長めの休憩を終え、足取りも軽く、てんくうへ向かいます(うきうき)

 

ついに、蛇谷ケ峰より下山、グリーンパーク内を歩いて、朽木温泉てんくうへ!






なんだかとっても静かです。。。
駐車場もがらーんと・・・

これ以降、写真、ありません。

ショックさ加減をそのあたりで汲み取ってください(T_T)


温泉の後は、てんくうから出ているバスで朽木の市場(『いちば』という地名です)まで・・・
のつもりが、勿論バスもお休みです。
歩くしかありません・・・



とぼとぼ、重いザックを背負ってアスファルトの車道を、市場のバス停に向かって歩いていきます・・・


なぁ、nちゃん、のどかわいた。

もうすぐてんくうって時の最後の休憩で、水は飲み干しました。
プッハーと、下山を祝してビールで乾杯の予定でしたから・・・

とほほ・・


自販機を探しながら歩きます。
なかなか自販機がありません・・・

あっ!あったでー
とぼとぼ歩いていたわたくしでしたが、自販機を発見して小走り。
前を歩くダーリンを追い越す勢いです。






・・・・。
(T_T)ほろほろ。。


なぁ、nちゃん、宝牧場やって

ここのソフトクリームってな、めちゃうまなんやで

右折300mやて・・・

余分に300mは歩かれへんな。


とぼとぼとぼとぼ・・


とぼとぼとぼとぼ・・


なぁ、nちゃん、市場まで行ったら、食堂とかあるやんなぁ?
うん、きっとな。でも、、、、


国道まで出てやっと見つけた自販機でスポーツドリンク一気飲み(^^;


一息ついた後、ようやく、市場に到着!

長めの休憩と、てんくうから更に徒歩で市場まで下りてきた時間とで、ランチタイムは随分過ぎ、もうすぐ16時。。。。

確かに食べ物屋さんは何軒かありましたが、、

いやな予感はしていましたが、軒並みお休み(T_T)
道の駅も閉まっています。



なぁ、コンビニでもええんちゃうん?




しかし時間が悪かったのか・・・
コンビニも、お弁当や麺類はもちろん、おにぎりも全くなし。



なぁ、神様って、ちょっと酷すぎるんちゃうん?




残っていたお好み焼きとパン、そしてビールとチュウハイを購入しバス停へ

バス停でバスを待つ間、ようやくお疲れ様の乾杯です(T_T)。。
なんとか空腹を満たして人心地つきました。



晴れ渡る青空の中、重い雲が垂れている『蛇谷ケ峰』を後に安曇川駅へ向かうのでした。


(完)

蛇谷ヶ峰1   
蛇谷ヶ峰2
蛇谷ヶ峰3

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2007/10/18 (木)
記事が前後してしまいましたが・・・・
日本アルプスへ行く前に登って来た『蛇谷ケ峰』トレッキングをご紹介いたします。
このところはまっている『山頂テント泊』、重いバックパックを背負ってのトレッキングです(^^;


日程: 9月17日~18日
トレッキングコース1日目: 朽木大野~天狗の森(テント泊)
トレッキングコース2日目: 蛇谷ケ峰~グリーンパーク想い出の森




登山口を朽木大野の『桑野橋』に決め堅田の自宅を出発。

湖西線で安曇川駅下車、江若バスにて安曇川駅から朽木市場を経由して、桑野橋停留所下車。

朽木大野河原キャンプ場を拠点に1日早く『蛇谷ケ峰』へ登って来た爽生さんに、挨拶をしておこうと、直ぐ目の前の朽木大野河原キャンプ場へ

爽生さんを捜索するも、見当たらず、、、、
いつも翌朝はとっとと帰ってしまわれる爽生さんですから、もう帰ってしまったんだろうなぁと、捜索打ち切り(^^;

そしてここ大野に来たらどうしてもはずせないのが『山水』さんのお蕎麦。
12:00 『山水』にて、お蕎麦とビールを注文(^^;





13:00 桑野橋登山口より登山開始!

いきなり、ヘロヘロのあたし(^^;

なさけなぁぁ~ とお思いでしょうけど、ちょっとまってくださぁい、いくらあたしが軟弱ハイカーでも、これには理由があるんですってばぁ・・・・



13:20 第一回目の休憩。。。。早すぎ!



ヘロヘロの理由は、、、、

実はこの時はもう既に足の不調を感じてたんです。。。
新調したトレッキングシューズがちょびっと大きいみたい(T_T)
ひどくなる前に、絆創膏2枚重ね貼り&靴下2枚重ね履きでちょびっと復活(^^;



『望岳所』と書かれた案内板。
ほほぉ~、ええ感じに重なった山々が見えます(^^




14:38 きのこ研究所

うーん、怪しげ(?)な研究所や・・・
休憩用のベンチ(かな?)や地図があるので、休憩がてら地図をチェック。

  

季節はもう秋。
道中補給する水は、さほど必要でないだろうと考えていたのですが、、、、

しかしご覧の通り、へろへろ、汗だくです。

できればこの怪しげな『きのこ研究所』で水を分けていただきたかったのですが、研究所は無人、残念ながら、水道もなさげ。。。
しかも、ベンチの向こうは立ち入り禁止(T_T)




この辺りはまだ、迷い様のない一本道。
安心です(^^
もう少し行くと山道に入るはずなんですけど・・・



15:19 案内板に従って『蛇谷ケ峰』方向へ進みます。(ほっ)



きのこ研究所より少し先までのアスファルトの道は結構足に来ましたが、ここからは土の山道になります(^^



土の道はええ具合のクッションがあって足に優しいですね(^^
背中の荷物が重すぎて、肩が千切れそうですが、、、、、
小刻みに何度も休憩しながらなら進んでいけます(^^;


と・・・・



山の中に、突如現れる電柱(?)
これって、何?


 

リボンを頼りに進み、案内板を見つけてほっとする。

15:52 蛇谷ケ峰まであと2.4キロの案内板。
33分かかって、300mしか進んでいません、、、、、、

あと2.4kmっていってますが、、、、、
平地だったら30分もあれば十分なんですけど・・・・
単純に計算すると、山頂までまだ4時間半ってことになるじゃないですかーーーっ

重いバックパックを背負ってこの角度を登るのはかなりキツイです(^^;




またしても、謎の建物・・・




ダーリンが遥か彼方に見えます(T_T)
靴擦れの痛みと、ザックの重さになきそう(T_T)



でもぉ、
木々が途切れて、小さく町並みが見下ろせたりして、泣きそうだったのを一瞬忘れてふぅっと溜息をつきながら下界(?)を見下ろします(^^;

ん・・・・、
ポツリポツリとちめたいですよ?
雨???



蛇谷ケ峰まであとどれくらいなんでしょう・・・・
雨のせいか、日暮れも早いようで、、、もう薄暗くなってきています(T_T)




17:49 天狗の森を通り越し、急いで進んでいったものの・・・・
もう着いてもいいはずの『蛇谷ケ峰』は見当たらず・・・・

それもそのはず、踏み跡がところどころ確かでない比良山系の山道。
いつもの如く、ここでまた道を外してしまいました、、、、。

しばらく進んで気が付き、直ぐに天狗の森までは引き返せましたが、雨は止みそうにありません。



天狗の森まで引き返し、自分達がいまいる場所を確認し、テントを張れそうな場所まで更に戻ります(^^;

徐々に強くなってきた雨の中、なんとかテントを設営。。。。



蛇谷ヶ峰2 へつづく



蛇谷ヶ峰1   
蛇谷ヶ峰2
蛇谷ヶ峰3

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2007/10/17 (水)
北アルプス遠征キャンシリーズ』やっとラストを迎える事ができました(^^;
こうしてブログ書いていると、もう一度涸沢に登った気になります(笑)
ぁ~あ、疲れたぁ(^^;

でも、疲れた以上に楽しかったぁ~(^-^

18:00 約4時間かかって、パノラマコースより徳沢キャンプ場へ帰着!

出発が2時間遅れたのと、涸沢キャンプ場に長居したのとで、、、、
常にオセオセ、すっかり真っ暗になってしまいました(^^;



無事帰れてよかったぁ。(><)。
お風呂の時間にも間に合ったし、よかったよかったぁ(^-^

我が家の周囲、爽生さんらのテントは見当たりませんが、、、、

しかし、それよりもとりあえず、一点問題が。。。
今晩のお食事は・・・どうする?

テイクアウトや食堂を利用する予定が、事件続きで、非常用食材はすっかり食べきってしまったし。。



ゴミの持ち帰りはジプロック等に入れ真空っぽい状態にして帰ると臭いや嵩が抑えられていいですよ(^^

で・・・・、残っているものといえば・・・



徳沢キャンプ場で、爽生さん夫妻、トラミちゃん夫妻、ゆきちさんラブペアに、いつも持参してる我が家のブラックポットマジック(中華鍋)で、ジャガバターを作ってご馳走しようと思い持ってきた食材のみ。

徳沢の10月は初冬並みなのを聞いていながら、、、ガスにまで気が回らず、詰め替えて使っている普通ガスのまま持ってきてしまいました。

冬用に、いやせめて純正のガスを持って来ていたら、ひょっとしたら元気に火が点いたのでしょうけど、当然ながら火の点きは悪く、火力も非常に弱いため、調理にかなり時間がかかってしまいます。

さらに、3泊目ともなると、かなりガスも減っている。(予備のガスなんて、持ってるはずもありません、、、)

ジャガイモ6個を茹でるのは不可能な気が・・・・


徳沢園』に聞いてくるわ
と、夕飯が食べられるのかダーリンが聞きに行ってくれました。

しかし、、、
ちょうど今、予約をすれば、『いわな定食(¥1500)』か『おでん定食(確か¥1100)』を18時半に出せるとのこと。
今から風呂に行くので、18時半を少し過ぎてもいいかと聞くと、それなら『おでん定食』になると。

おでん定食、、、。
どうしようか、、、、、、、。

テントの中でぐずぐず相談していると、

『こんなところにスティシーが張ってるけど、、、、』とかなんとか



聞き覚えのある声・・・(^^;



この五本指ソックスは、、、、、
トラミちゃんが心配して見に来てくださいました(^^;
(この写真の足は以前朽木で撮ったものです)

爽生さんも、こんなに暗くなっても帰ってこない私たちを心配して見に来てくださったようです(^^;

聞き覚えのある声、お姿・・・、平地でお会いするよりなんだか感動的でちょっとうるるん(T_T)
ご心配おかけしてすいませんでした!

お風呂の後で、フランジアを持って遊びに行く事を約して、テントの場所を聞いたあと、お風呂に向かい・・・
向かい、向かえませんよぉ。。。。。

入れたはずのテントのポッケにお財布が入っていません・・

やっぱ涸沢行く時、持っていって、途中で落としたんちゃうん?

真っ青になるあたし。。。

ほんまかぁ?
と、もう一度ダーリンが探しなおすと、普通にありました。
入れたはずテントのポッケに、、、(^^;ぅ よかった。。


そうこうしている間に18:30を過ぎています。。。

どうしよっか?
うーん、おでん定食は諦めて、まずはお風呂入ってあったまろ!
最悪、お米はまだもう少しあるし、お塩もあるし、、、、時間はかかるけど、ご飯くらいなら炊けるやろ。





お風呂はお隣(といっても随分離れていますが、、、)の、徳沢ロッジまでもらいに行きます。
       
18:40頃到着、フロントでお風呂に入りたい旨、そして、ふと思いついて、駄目モトで夕飯は食べられないか聞いてみると・・・

ラッキーな事に、夕飯が二人分余っているとのこと。

冷めてしまっているから、お風呂とセットで一人1500円でどやっ!?と、ロッジのおにいちゃん。
OKに決まってるじゃないですか(T_T)うるうる

しかし、食堂は19時まで。
お風呂は19時30分まで。。。

急ぎ食堂でお食事、そしてお風呂へ向かいます。

岩魚の塩焼き、お蕎麦、サラダ、茄子と何だっけかの炒め物?、味噌汁(ずっと飲みたかったの)、香の物、デザートの果物はオレンジだったかなぁ?もう一~ニ品あったような気がするけど、、、そしてご飯はお代わりし放題!

ついでにビールまで頼み、、、、

げぷっ。。
ごちそうさまぁぁ、満足ですぅ(^-^
と、落ち着いてはいられません。
次はお風呂!

シャワーは一つだけ、カランは水と熱湯を重ね合わせていい湯加減のものを洗面器内に作り上げます(わかるかな、、、、)

気をつけないと、其々の蛇口は冷水or熱湯なので、『ヤケド』ってことも。。。

大きな湯船にゆったり体を浸して・・・・
疲れが癒えますね(^^
極楽極楽って感じですぅ。
しあわせやぁ~

あったまって上がってくると、談話室なるところにで既に上がってきていたダーリンが待っててくれました。

帰り道、ダーリンとお風呂の話でどうも食い違う、、と思ってたら、どうやら男湯、女湯でえらい差があるようで、、、。


出発前、調べたところ、徳沢ロッジのお風呂は男女日替わり、、のように取れる記事があって、『どうなんやろ、、?』と不安に思っていたのですが、、、、あれはキレイなお風呂、しょぼいお風呂が男女日毎に交代、という意味だったんでしょうか。


それはともかく、急ぎ足でテントに戻り、フランジアを持って、爽生さん、トラミちゃん、ゆきちさんたちのところへ。

前夜より更に増えたんちゃうん?ってくらいのもの凄い星空の下、プチ宴会に合流です(^^

宴会といっても、涸沢帰りで浮かれている私たちとは違い、みなさんは翌朝早くから涸沢へ登られるのですから、早目に就寝しなくてはなりません。。。

とかなんとか、いいながら、上高地の話、山用品のお話、山のお食事をはじめ、今回直面した問題等リアルなお話しを聞かせていただき、非常に参考になりました。

なんといっても、私たちは、、、、上高地の装備でもなんでもなく、普段のままやってきたものですから(苦笑)
いろいろと事件がおきても仕方有りませんよね(^^;

登山前夜にもかかわらず、遅くまでレクチャーありがとうございました!


9時を過ぎるとどんどんテントの灯りが消えてゆく徳沢キャンプ場、いつもの平地での宴会?とは違って、私たちにしては、早めのお開きとなりました。

程よい酔いが手伝ってか、我がテントに戻った安心からか、疲れがどどっと覆いかぶさるように襲ってきて、日本アルプス最後の夜なのに、勿体無くも即眠させてくれました。


翌朝目覚めると、前朝同様、荘厳な朝焼けが寝ぼけた頭を起こしてくれました。




すごい夜露と、結露をキャンプタオルで拭き取り、

  

テント他、濡れ物を乾かし撤収です。
(しかし、こんなに結露ってるのは、フライシートだけで、インナーは裾の方が湿っぽいかな?程度でした)



なぁ、
あったかいコーヒーが飲みたいなぁ・・・

お砂糖とミルクは持って来ていたのに、肝心のコーヒーを忘れてきた間抜けなあたし。。
自販機の缶コーヒー200円は、夜間電源が切られるため、早朝はまだ温まっていません(^^;

徳沢園の食堂行くか?と、ダーリン。
待ってましたとばかりに、頷くわたし(^-^

乾かしている間に、徳沢園の食堂に入って、あたたかいコーヒーをいただきます。


ホットコーヒー400円、カフェオレ500円を、薪ストーブのそばでいただきました(^^
おいしかったぁ
(この辺り、全く写真を撮っていなかったんですね・・・とほほ。。。残念ですぅ)

そうこうしているうちに、テントもシートも綺麗に乾き、撤収完了!

9:00 お世話になった徳沢キャンプ場を後にします。
河童橋までは、ほぼ平坦な道を2時間。



真っ青な空、聳える山々を時折振り返りながら、一気に下ります。
途中、受付やお風呂等、撮り忘れていた写真を撮るべく小梨平キャンプ場に立ち寄り、ついでにようやく電波の届くようになった携帯で留守電やメールをチェックしながら河童橋へ。



11:30頃 河童橋着。
テイクアウトのお店『レストラン小梨』で遅めの朝食です(^^;
ビール、ワイン、カレー、コロッケをオーダー、
無事下山に、かんぱーーーーーーーーーーいっ!

そして川沿いにバスターミナルへ

川湯で乗り換えたバスが高山駅が市内に入った頃、渋滞でバスが動かなくなり、歩いた方が早いとアナウンス(^^;

連休の高山って、すっごい観光客なんですねー。

3日前は静かな町並み、って印象だったのが、どの路地にも観光客があふれています。

私たちは、最後の目的?『高山ラーメン』を食べるべく、高山駅より手前でバスを下車。

この辺りも急ぎ足なもので、、、写真ありません(^^;

めん処清見庵安川店さんにて、念願の高山ラーメンをオーダー!
電車の時間がある旨伝えると、急ぎ作って下さいました(T_T)ありがとございますぅ

出発前に調べて、入る予定だったラーメン店ではありませんでしたが、美味しかった上に親切でした!

こうして、三日間の北アルプス遠征キャンプは幕を閉じたのでした(^^
読んでくださったみなさま、長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!



これで、次のキャンプに出発できそうです!

あ。。。
蛇谷が峰のレポと、朽木大野のレポがまだやん。。。。



北アルプス遠征山キャン~序章



・・・・・・・・・・
北アルプス遠征山キャン記事リンク

序章
1、上高地への道
2、小梨平キャンプ場
3、明神池への道
4、徳沢キャンプ場への道
5、イリジウムって、、、
6、徳沢キャンプ場紹介
7、横尾キャンプ場(野営場)
8、涸沢への道
9、涸沢キャンプ場
10、涸沢パノラマコース
11、徳沢園最後の夜、下山(完)

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2007/10/16 (火)
13:40 大急ぎで涸沢キャンプ場を出発した私たちですが・・・・


あれ、、、、

確かに、ヒュッテに上がる少し手前にパノラマコースへの分岐があったはずで、、、へろへろながらも確認してたんやけど、、、、、。

う。。。

いつのまにか分岐点通過してしまっていたようです(T_T)
涸沢小屋への分岐点まで下りて来てしまい、再び登ります(T_T)ぅうううう

一旦下りた道を登るのは、精神的に非常に足取り重いです(><)
登りになったとたん、足の疲労がまだ回復していないことも思い知らされます。


13:59 パノラマコース入り。


ん?なんか書いてあるで?

えっ。。。。

パノラマコースの入口には『屏風のコル~新村橋は危険箇所が多いので熟練者のみ通行してください』と書かれた案内板が・・・・
(案内板は、撮影してませんでした、、、。ゆきちさんのブログにあります)


熟練者ちゃうし、初心者やし、、行かれへんし、、



って・・・、もじゃもじゃゆうてるのに、ダーリンは聞こえなかったのか聞こえないふりだったのか・・・
問題の案内板には目もくれず、さっさと通り過ぎて行きました(^^;ぅう・・・
後に続くしかありません(><)こわいよぉ・・・

と、こわごわついて行ったのですが、、、、、、行ってよかったですぅ~っ!




涸沢で山々を見上げたときは最高って思った、



今そのおわんの底があんなに小さく見えます。

  

少々怖いところもありますが・・・・ロープや、ロープがあって欲しいのにロープがないところっていうが延々つづくわけではないので、足元をしっかり見て注意深く歩けば、なんとかなります。きっと、、、、(^^;



さらに、小さくなった『涸沢カール』ってか、、、あたし、涸沢から下りてくつもりでパノラマに来たのですが、なぜだか更に高く登って行きます。。。(いつもダーリンまかせのあたしですから、、、、いつも行ってみてビックリばかり・・)


  

こんなとこ歩くって聞いてへんかったしぃ・・・・



後ろに人の気配を感じても焦ってはいけません。
後ろの方も、目の前で私が滑落したなら、きっと迷惑に違いありません(^^;

そういう怖さを差っ引けば・・・

  

最高のまた上の最高を味わえます(^-^
登る時しんどかった道が、遥か下の方に見えます。

カッカッカっと腰に手を当ててえばって笑いたいけど、何かに捉まっていないと、その下の道まで一気に落っこちていきそうなのでがまんです。

 

なぁ・・・、こんな道(?)が、、、、、

 

いつまで続くん?

  
なんて聞いてもわかるわけないのに、、、、、、

 

聞いてみたり・・・



な、な、ここで足滑らしたら、いやいや滑らさんでも、足元崩れたら(実際ちょっとずつ崩れるし、、、)、何百mも転げ落ちて、確実に死ぬでっ!?

今どこにおるん?

  

あとどれくらいで着くん?
わかるわけないのに、怖いのと、不安なのと、疲れとで、答えを期待しているわけではないけれど、何度もダーリンに聞いてみる。




困り顔のダーリンの代わりに、目の前に広がる景色が答えてくれる。



こんな怖い道が混みあって渋滞。。。
ロープはそんなにいっぱい一気に頼れないもんね

つーか、ロープに命を預けたらだめなんだそうです、、、
あくまでも『補助』にとのこと。

でも、思い切り信頼して預けてしまいます、、、つぅかぁ、そうしないと歩けないし・・・(><)



なんで、そんなにまでして行くんだろ???



  

こんな風に危険な道を1時間ほど進み、稜線まで上がれたなら、この後は、景色を楽しみながら気持ちいい山道を進みます(^^


  

景色を楽しみながらゆっくり歩けたらよかったのですが、私たちは時間が押せ押せだったので、、、、、急ぎ足で進まなければなりません。

でも時折は立ち止まり



なんていう名前なんでしょ?
真っ白いかわいいお花です(^^




山にかかった雲がええかんじ!
山の名前は・・・聞かないで下さいね(^^;

でも、、、
あんなガレガレの山に取り付いてるところ、雲に覆われたら怖いやろなぁ、、、、、、



晴れ上がった青空が気持ちいい!

 

紅葉の向こうにアルプスの山々
その中にいる自分に酔いしれても、、、いいですよね?
初めてのアルプスですし、、、、(^^;







この度の涸沢登山、最後の写真はこれ・・・
梓川っぺりから見上げていた山々と、目の高さを同じくしながら歩いた稜線までです、、、、

この後はひたすらガレ場を降り、薄暗くなる頃に梓川に出ました。

新村橋までしばらく梓川沿いに歩きますが、道と川に間には木立がさえぎり、川はよく見えません。
新村橋のところまで来ても、橋は非常に見つけ難いです。

見落としそうな新村橋を、通り過ぎなかったのは偶然と言っていいほどに見つけて渡ったのがぎりぎり視界が聞く頃、17時半過ぎだったでしょうか。

橋を渡るとまた林の中を歩くので、直ぐに真っ暗。
しかし一度歩いた道、しかも整えられた道なので、さして不安も無く、18時前、なんとか徳沢キャンプ場へ帰ってこれました。。。


※ トラミちゃん、爽生さん、ゆきちさん、心配かけてごめんなさい!



もうちょいと、、、、つづきます。


北アルプス遠征山キャン~序章
北アルプス遠征キャン11~下山



・・・・・・・・・・
北アルプス遠征山キャン記事リンク

序章
1、上高地への道
2、小梨平キャンプ場
3、明神池への道
4、徳沢キャンプ場への道
5、イリジウムって、、、
6、徳沢キャンプ場紹介
7、横尾キャンプ場(野営場)
8、涸沢への道
9、涸沢キャンプ場
10、涸沢パノラマコース
11、徳沢園最後の夜、下山(完)

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2007/10/14 (日)
うぅ。。。。北アルプス遠征キャンシリーズも8となりました。
今日は一気に『涸沢』へ登りきってしまいます(^^;

タイムスタンプ: 徳沢発8:10 - 8:40横尾橋着 横尾橋発8:55 - 9:50本谷橋着発 - 11:50 涸沢着! (休憩数回を挟み、3時間40分)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

横尾キャンプ場(横尾橋)でキャンプ場チェック、短い休憩を取った後、写真を撮りながらではありますが、、、急ぎ足で『涸沢』へ向かいました。











小梨平で、涸沢から降りて来た人に聞いてはいましたが、今年は紅葉が遅く、少し早くかったようです。
去年のこの時期(10月初めの3連休)は、紅葉で真っ赤になった山に雪が積もったそうです(^^;



紅葉にはまだ早いけど、壮大な山々を仰ぎながら、気持ちのいい山道を軽快に歩いて行くのは気持ちいい(^-^
軽いデイパックを背負って足取りも軽くグイグイ進みます(^-^




本谷橋
ここからがいよいよ本番ですっ!ファイト!




登りは急になってきましたが、雲はすっかり流れていいお天気、


  

少々の疲れは、周りの景色が吹っ飛ばしてくれます(^^


 
汗ばみながら見上げながら深呼吸しながら、ゆっくりした足取りで進みます(^^

  
 
どの山が何て言う名前なのか・・・全くわかりませんが、、、、、


  

は~ん、めっちゃ気持ちいいですぅ~

 

横尾橋本谷橋で見上げていた山がどんどん近くに迫ってきます。

写真には収められませんでしたが、この辺りまでは登山者の数が滅法多い割に道が狭いので、時々渋滞を起こしていました。

他の登山者に迷惑にならないで休める場所を見つけて休憩を取ると、列に戻るのに少々苦労したりします。



急に道が開けたところで何度目かの休憩の時、記念撮影しようとミニ三脚を立てていたら、居合わせた学生風のおにいちゃんが撮ってくれました(^-^*

  

この辺りが一番しんどい場所です。




まだまだ足取りも軽いダーリンの後姿と・・・



ステッキが頼りの、ヘロヘロのあたし、、、、

『もう少しのはずなのに、これがなかなか着けないんだ』と愚痴る声も聞こえて来ます。


なかなか着かへんのか、、、、、、(-_-

  

ここを過ぎたら、もうすぐです(きっと)!
重い足を頑張って持ち上げ、ファイト!ファイト!


  

涸沢小屋涸沢ヒュッテの別れ道で休む人たちを追い越して、もう一踏ん張りとばかりに進みます。




ばんざーい、ばんざーい!
11:50 涸沢ヒュッテ到着です!


北アルプス遠征山キャン~序章
北アルプス遠征キャン9~涸沢キャンプ場



・・・・・・・・・・
北アルプス遠征山キャン記事リンク

序章
1、上高地への道
2、小梨平キャンプ場
3、明神池への道
4、徳沢キャンプ場への道
5、イリジウムって、、、
6、徳沢キャンプ場紹介
7、横尾キャンプ場(野営場)
8、涸沢への道
9、涸沢キャンプ場
10、涸沢パノラマコース
11、徳沢園最後の夜、下山(完)

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HN:nandk

滋賀でのアウトドア生活にハマッテ、滋賀県に引っ越してきて2年目、老後は『野外で放浪生活』を夢見る仲良し夫婦です(^^*
このごろはトレッキングにハマリ中


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